S株(単元未満株)で始める高配当株投資
1株から買える!資金が少ない人でも
高配当株を持てる理由

「高配当株に興味はあるけれど、まとまったお金がない」

そんな声をよく聞きます。確かに、日本株は通常100株単位での購入が基本です。 仮に1株1,000円の株を買おうとすると、100株 × 1,000円 = 10万円が必要になります。

でも、あきらめないでください。

SBI証券の「S株」(単元未満株)を使えば、1株単位から購入が可能です。 同じ1株1,000円の株なら、1,000円から始められます。

この記事では、S株のしくみ・メリット・デメリットと、 実際に少額でどんな高配当株が買えるかを、コアラ先生がわかりやすく解説します。

📌 この記事でわかること
  • ・ S株(単元未満株)とは何か、通常の株との違い
  • ・ S株のメリット3つ・デメリット・注意点
  • ・ S株で買える高配当株の具体例と必要資金
  • ・ SBI証券のS株 vs 楽天証券のかぶミニ、どちらが良いか
  • ・ NISAとS株の組み合わせ方
  • ・ 実際の始め方ステップ

① S株(単元未満株)とは?

日本の株式市場では、株は「単元株」という単位でまとめて売買されるのが基本です。 ほとんどの銘柄の単元は100株。つまり、最低でも100株まとめて買う必要があります。

単元未満株(S株)とは、この「100株の壁」を取り払い、 1株から購入できるサービスです。

SBI証券では「S株」と呼びます。同様のサービスは証券会社によって名前が異なり、 楽天証券では「かぶミニ®」、マネックス証券では「ワン株」、auカブコム証券では「プチ株®」とも呼ばれています。

証券会社サービス名最低購入単位
SBI証券S株1株
楽天証券かぶミニ®1株
マネックス証券ワン株1株
auカブコム証券プチ株®1株

② 通常の株式(単元株)との違い

S株は便利ですが、通常の単元株と比べていくつか異なる点があります。 まず全体像を表で確認しておきましょう。

比較項目通常の株(単元株)S株(単元未満株)
最低購入単位100株〜1株〜
必要資金の目安数万円〜数十万円数百円〜数千円
取引タイミング市場時間中リアルタイム証券会社によって異なる※
配当金受け取れる受け取れる(株数に応じて)
議決権あり(単元に達した場合)なし(単元未満の間)
売却手数料通常の手数料約0.55%(SBI証券の場合)

※SBI証券のS株は前場・後場の始値での約定となります(後述)。 楽天証券のかぶミニ®は一部銘柄でリアルタイム取引が可能です(スプレッドあり)。

③ S株で高配当株を始める3つのメリット

1 少額から高配当株を持てる

S株最大のメリットは、資金が少なくても高配当株オーナーになれることです。

たとえば三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は、 通常の100株購入なら約15万円以上が必要ですが、 S株なら1株(約1,500円)から保有できます。

毎月5,000〜1万円の積立感覚で、少しずつ高配当株を積み上げることができます。 「まずは1株持ってみる」という体験が、投資を続けるモチベーションになります。

2 分散投資がしやすい

通常の単元株投資では、1銘柄に数万〜数十万円かかるため、 資金が少ないと1〜2銘柄しか買えません。

S株なら、同じ3万円でも10銘柄に3,000円ずつ分散することができます。 「1社に集中して痛い目を見た」というリスクを減らせるのは大きな強みです。

業種・セクターを分散させることで、景気の波に強いポートフォリオを、 少ない資金から組み立てられます。

3 「気になる銘柄を試す」使い方ができる

銘柄分析をして「良さそうだな」と思っても、いきなり10万円投じるのは怖いものです。 S株なら1株数千円でお試し購入ができます。

実際に株主になることで、IR資料や決算を「当事者として」チェックする習慣がつきます。 気に入った銘柄を少しずつ買い増して、最終的に単元(100株)を目指す 「積み立て感覚の投資」としても活用できます。

④ S株のデメリット・注意点

良いことばかりではありません。S株を使う前に、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

! リアルタイムで取引できない(SBI証券S株の場合)

SBI証券のS株は、注文を出してもリアルタイムでは約定しません。

前場(9:00〜)に出した注文は後場の寄り付き始値(12:30〜)、 後場(12:30〜)以降の注文は翌営業日の前場始値(9:00〜)での約定となります。 株価が急騰・急落している局面で「今すぐ買いたい・売りたい」という対応は難しいです。

ただし、高配当株投資はそもそも「長期保有」が前提です。 数円の誤差を気にするより、着実に積み上げることの方が重要です。

! 売却手数料がかかる(SBI証券S株の場合)

SBI証券のS株は買付手数料は無料ですが、 売却時は約定代金の0.55%(税込)の手数料がかかります。

長期保有で配当金を受け取り続けるスタイルなら、売却頻度は低いため大きな問題ではありません。 ただし、短期売買目的では手数料負担が増えるため向きません。

! 単元に達するまで議決権がない

単元(100株)に達していない間は、株主総会での議決権を持てません。 配当金は受け取れますが、株主として企業運営に関与する権利はない点は覚えておきましょう。

配当金目的の長期投資であれば、議決権の有無はそこまで影響しません。

⑤ S株で買える!高配当株の具体例と必要資金

実際にS株でどんな高配当株が買えるか、具体例を見てみましょう。 以下は2026年6月時点のおおよその株価・配当利回りです(目安として参照してください)。

銘柄(証券コード)業種1株あたり株価(目安)配当利回り(目安)
三菱UFJ FG(8306)銀行約1,500円約3.5%
KDDI(9433)通信約4,200円約3.5%
日本たばこ産業/JT(2914)食品約4,200円約5.0%
三井住友FG(8316)銀行約3,200円約4.0%
積水ハウス(1928)建設約3,500円約3.5%
MS&ADインシュアランス(8725)保険約3,300円約4.0%

たとえば毎月1万円を積み立てるとすれば、 三菱UFJ(8306)を6〜7株購入できます。 これを1年続けると約80株。単元(100株)まであと少し、というペースです。

⚠️ 株価・配当利回りは変動します

上記の株価・配当利回りはあくまで目安です。実際の数値は購入時に証券会社の画面でご確認ください。 配当金は企業業績によって変動するため、将来の配当を保証するものではありません。

⑥ どの証券会社で使う?S株 vs かぶミニ比較

単元未満株サービスの中で、特に使われているのが SBI証券のS株楽天証券のかぶミニ®です。

SBI証券「S株」
買付手数料 無料
  • 買付手数料:無料
  • 売却手数料:約定代金の0.55%
  • 取引タイミング:前場・後場の始値
  • 対応銘柄:国内株式全般
  • NISA(成長投資枠)対応
楽天証券「かぶミニ®」
売買手数料 無料
  • 買付・売却手数料:無料
  • リアルタイム取引:一部銘柄で対応(スプレッドあり)
  • 取引タイミング:通常は始値約定
  • 対応銘柄:国内株式の一部
  • NISA(成長投資枠)対応

コアラ先生のおすすめはSBI証券です。対応銘柄が多く、高配当株の有名どころはほぼ網羅されています。 既にSBI証券に口座をお持ちであれば、新たに手続きは不要です。 楽天証券はかぶミニ®の手数料が無料なのが魅力ですが、対応銘柄が限られる点は注意が必要です。

⑦ NISAとS株を組み合わせて非課税で配当を受け取ろう

S株はNISAの成長投資枠で購入できます。 NISA口座で買ったS株の配当金は、税金ゼロ(非課税)で受け取れます。

通常、配当金には約20.315%の税金がかかります。 年間1万円の配当があれば、約2,000円が税金として引かれ、手取りは約8,000円です。 NISA口座なら1万円がそのまま受け取れます。

📝 NISAのS株について補足

NISA口座でS株を購入する場合、通常の特定口座と同じ手順で購入できます。 ただし年間投資枠(成長投資枠は最大240万円)の範囲内であることをご確認ください。 S株の購入金額が少額でも、NISA枠を消費することに変わりはありません。

⑧ S株の始め方ステップ

1

SBI証券の口座を開設する

まだ口座をお持ちでない場合は、SBI証券の公式サイトから口座開設申請をします。オンラインで完結し、最短翌営業日から取引が可能です。

2

NISA口座を同時に開設する(推奨)

口座開設時にNISA口座も申請しておきましょう。配当金を非課税にするためには、最初からNISA口座で購入することが大切です。

3

入金する

購入したい株の1株分の金額を口座に入金します。数千円から始められます。

4

銘柄を検索してS株で注文する

SBI証券のサイト・アプリで銘柄を検索し、「S株」タブを選んで株数(1株〜)を入力します。注文確認画面で「NISA口座」を選択するのを忘れずに。

5

約定・保有株の確認

注文後は翌営業日の前場始値(もしくは後場始値)で約定します。マイページで保有株・配当金の状況を確認できます。

🐨 コアラ先生のひとこと
💬

私が投資を始めたとき、「10万円以上ないと株は買えない」と思っていました。 S株を知ったのはだいぶ後のことですが、「こんなしくみがあったなら最初から使えばよかった」と感じています。 少額でも実際に株を持つと、企業への見方がガラリと変わります。

📌

S株は「資金がないから無理」という壁を壊してくれる、初心者にとって本当に強い味方です。 ただし、リアルタイム取引ができない点・売却手数料がある点は理解した上で使ってください。 長期保有を前提にすれば、そのデメリットはほとんど気になりません。 まず1株、買ってみる。それが高配当株投資の一番の始め方です。

まとめ:S株は「少額×高配当株」の最強スターター

📝 この記事のまとめ

S株(単元未満株)を使えば、1株から高配当株を始めることができます。 まとまった資金がなくても、毎月1万円の積立感覚で有名企業の株主になれます。

SBI証券のS株は買付手数料が無料、NISA口座にも対応しており、 高配当株の入り口として最適なサービスです。 リアルタイム取引ができない・売却時に手数料がかかる点は把握した上で活用しましょう。

「お金が少ないから高配当株は無理」は、もう過去の話です。 1株ずつ、着実に積み上げていきましょう。

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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。 投資にはリスクが伴います。株価・配当利回りは変動し、将来の利益を保証するものではありません。 最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
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