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はじめに
「なぜお金持ちはお金持ちのままで、貧乏人は貧乏なままなのか」——この根本的な問いに、正面から答えてくれる本があります。ロバート・キヨサキ著『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』です。
1997年に初版が出版されて以来、世界109カ国・50言語以上で読まれ続けているこの本は、「お金の教科書」としていまも色あせない名著です。
私コアラ先生は、かつて元公務員として「安定した収入があれば老後も大丈夫」と信じていました。しかしお金の知識はほぼゼロ。高配当株投資を始める前、この本に出会ってお金に対する考え方が根底からひっくり返りました。いまでも「あのとき読んでよかった」と思える1冊です。
この本はどんな本?
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん ── アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
| 著者 | ロバート・キヨサキ(米国人投資家・実業家) |
| 出版社 | 筑摩書房 |
| 定価 | 1,870円(税込、送料無料) |
| テーマ | 資産と負債の違いを知り、お金を自分のために働かせる |
| 対象読者 | お金の基本を学びたい方・経済的自由に興味がある方すべて |
著者のロバート・キヨサキ氏は、子ども時代に2人の「父」を持ちました。一方は高学歴・高収入だが生涯お金に苦労した「貧乏父さん(実の父)」。もう一方は学歴こそないが資産を積み上げてハワイ有数の富豪となった「金持ち父さん(友人の父)」。この2人から学んだお金の哲学の違いが、本書の核心です。
2つの父から教わった「お金に関する考え方の差」を軸に、学校では教えてくれないお金の真実を平易な言葉で語りかけてくれます。難しい数式も専門用語も不要。誰でもすっと読める構成が、世界中で支持される理由です。
コアラ先生が特に共感した3つのポイント
本書で最も重要な概念がこれです。著者の定義はシンプルかつ衝撃的です。「資産とはポケットにお金を入れてくれるもの。負債とはポケットからお金を奪っていくもの」。
この定義で改めて自分の生活を見渡すと、多くの人が「資産」だと思っているものが実は「負債」であることに気づきます。たとえば自宅——住宅ローンを抱え、維持費・固定資産税が毎月かかる持ち家は、この定義では「負債」です。一方、家賃収入を生む不動産は「資産」。高配当株のように配当金を生み出す金融資産も「資産」です。
お金持ちは資産を買い続け、貧乏人は負債を買い続ける。この一文が、私が高配当株投資を続ける動機のひとつになっています。
本書が警告する「ラットレース」とは、給料が上がるほど生活水準も上がり、支出も増え、永遠に働き続けなければならない状態を指します。まるでケージの中のネズミが車輪を回し続けるように、走っているのに一向に前に進めない——そのイメージです。
元公務員の私には、これが身に刺さりました。昇給すれば税金も増え、生活費も上がり、気づけば手元に残るお金は大して変わらない。「もっと稼げばいつか楽になる」ではなく、支出のコントロールと資産形成の仕組みをつくることが先決なのだと、この本に教えてもらいました。
本書の最大のテーマが、この発想の転換です。ほとんどの人は「お金のために働く」人生を送っています。毎月の給料のために、嫌なことでも我慢して働く。しかしお金持ちは違います。まず資産を作り、その資産が自分のかわりに働いてお金を生む仕組みを構築するのです。
高配当株から毎月・毎四半期に入ってくる配当金は、まさに「お金が働いてくれた結果」です。最初は小さな金額でも、資産を積み上げるほどお金が働く力は大きくなる。この本を読んで、配当投資の本質的な意味を理解できた気がしました。
こんな方におすすめ
📚 こんな方に読んでほしい一冊です
- 投資を始めたいが、何から学べばいいかわからない方
- 給料が上がっているのに、なぜか貯蓄が増えない方
- FIREや経済的自由に興味があるが、具体的なイメージが持てない方
- お金の「考え方」そのものから学び直したい方
まとめ
📖 この本で学べること
『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』は、1997年の初版から20年以上にわたり世界中で読まれ続けているロングセラーです。投資の技法や銘柄分析を教える本ではありません。それ以前の「お金に対する考え方・哲学」を根本から問い直してくれる1冊です。
資産と負債の本質的な違いを理解し、ラットレースから抜け出す意識を持ち、お金を自分のために働かせる仕組みを作る——この3つを学ぶだけで、その後の投資行動が大きく変わります。投資初心者はもちろん、すでに投資を始めている方にも「原点に返る」意味で読む価値があります。
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公務員として長年「安定」を最優先に生きてきた私は、お金の話が苦手でした。「投資は怖い」「お金のことを考えるのは品がない」——そんな思い込みがありました。しかしこの本を読んで、お金に対する考え方が180度変わりました。お金を学ぶことは、自由を手に入れることだと気づいたんです。
私が高配当株投資を始めたきっかけのひとつが、この本です。「配当金を生む株式は資産である」という考え方は、まさに本書の「資産と負債の定義」から来ています。投資の入門書としても、お金の哲学書としても、手元に置いておきたい1冊です。20年以上読み継がれているのは、それだけの理由があるからだと思います。