高配当株の探し方完全ガイド!
スクリーニング条件を使って優良銘柄を見つける方法

「高配当株に興味はあるけど、どの銘柄を選べばいいかわからない……」 そんな悩みを抱えている方、安心してください。 感覚や口コミだけで銘柄を選ぶのは危険です。でも、スクリーニングという方法を使えば、 初心者でも効率よく優良銘柄を絞り込めます。

難しそうに見えて、実はシンプルです! この記事では、楽天証券の無料機能を使ったスクリーニングの手順と、 コアラ先生がおすすめする10の条件をわかりやすく解説します。

📌 この記事でわかること
  • ・ スクリーニングとは何か
  • ・ 高配当株選びに使う10の条件と目安値
  • ・ コアラ先生おすすめのスクリーニング設定例
  • ・ 楽天証券でのスクリーニング手順(全5ステップ)
  • ・ 銘柄を絞った後に確認すること

スクリーニングとは?

スクリーニング(screening)とは、大量の銘柄の中から条件に合うものだけを絞り込む機能のことです。 日本の上場企業は3,000社以上あります。そこから自分の条件に合う高配当株を手作業で探すのは、 まさに砂の中から金を探すようなもの。スクリーニングを使えば、一瞬で候補リストが出来上がります。

楽天証券・SBI証券などの証券口座をお持ちであれば、無料で使えるので安心してください。 慣れれば5分で候補銘柄を見つけられるようになります。

スクリーニングの条件10選

以下の10の条件を理解して設定しましょう。全部を完璧にする必要はありません。 まずは「なんとなくわかった」くらいで十分です!

1配当利回り(はいとうりまわり)

株価に対して、1年間にもらえる配当金の割合のことです。「年間50円の配当 ÷ 株価1,000円 × 100 = 5%」のように計算します。

数字が大きいほど多く配当をもらえますが、高すぎる場合は「業績が悪くて株価が下がった結果、利回りだけ高く見える」ケースがあるので注意が必要です。

📊 目安:3.5%以上(8%超は要注意)
2自己資本比率(じこしほんひりつ)

会社の財務の安定度を示す指標です。「総資産のうち、借金に頼らない自己資金の割合」を示します。

数字が高いほど借金が少なく、業績が悪化しても経営が揺らぎにくい優良企業です。低い場合は不況時に資金繰りが苦しくなり、配当を削る可能性があります。

📊 目安:40%以上
3有利子負債(ゆうりしふさい)

銀行などから借りているお金のことです。借金が少ない会社ほど財務が健全で、安定した配当を出し続けられます。

「有利子負債倍率(有利子負債 ÷ 自己資本)」が1倍以下であれば、借金の量が自己資本の範囲内に収まっており安心です。

📊 目安:有利子負債倍率1倍以下
4PER(株価収益率・ぴーいーあーる)

「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの利益の何倍かを示す指標です。数字が低いほど「利益に比べて株価が安い=割安」と判断されます。

ただし、業種によって適正なPERは異なります。銀行・不動産などは低めが普通で、成長産業は高めになる傾向があります。同業他社と比べて判断しましょう。

📊 目安:15倍以下(業種で異なる)
5PBR(株価純資産倍率・ぴーびーあーる)

「Price Book-value Ratio」の略で、会社の資産価値に対して株価が何倍かを示す指標です。1倍以下は「会社を今すぐ解散した場合の価値より株価が安い」ことを意味します。

理論上は1倍以下が割安とされますが、業績が悪い企業に多いのも事実。高配当株探しでは参考程度に使いましょう。

📊 目安:1.5倍以下
6配当性向(はいとうせいこう)

利益のうち、配当金として株主に支払う割合のことです。「配当金 ÷ 1株あたり純利益 × 100」で計算します。

高すぎると「利益が少し落ちただけでも配当を維持できなくなる」リスクがあります。逆に低すぎると、利益が出ているのに配当を出し渋っている会社の可能性があります。

📊 目安:20%〜60%程度
7連続増配年数(れんぞくぞうはいねんすう)

何年連続で配当金を増やし続けているかを示す指標です。10年以上連続で増配している企業は、業績が安定しており株主還元を重視している優良企業の証です。

過去に一度でも減配した企業は「連続増配」がリセットされます。この指標が長い企業ほど「配当を守り続けてきた」実績があります。

📊 目安:5年以上(10年以上なら優良)
8営業キャッシュフロー(えいぎょうキャッシュフロー)

実際に会社に入ってきた現金の流れを示す指標です。利益は帳簿上の数字ですが、キャッシュフローは「実際に手元に現金が残っているか」を示します。

プラスであることが必須条件です。マイナスが続く会社は、利益が出ていても実際の現金が不足しており、配当を出し続けるのが難しくなります。

📊 目安:プラスであること(継続的に)
9ROE(自己資本利益率・あーるおーいー)

「Return On Equity」の略で、株主から預かったお金でどれだけ利益を出せているかを示す指標です。高いほど「少ない資本で効率よく稼いでいる優良企業」と判断できます。

日本企業の平均ROEは8〜9%程度です。これを上回る企業は、経営効率が高いと評価されます。

📊 目安:8%以上
10時価総額(じかそうがく)

会社全体の値段のことです。「株価 × 発行済み株式数」で計算します。大型株(時価総額が大きい企業)は経営が安定しやすく、急に倒産するリスクが低い傾向があります。

初心者のうちは中小企業より大企業から始めるほうが安心です。

📊 目安:500億円以上(1,000億円以上だとより安定)

コアラ先生おすすめのスクリーニング設定例

10個の条件すべてを一度に使う必要はありません。まずはこの6つから始めてみてください。

条件設定値
配当利回り3.5%以上
自己資本比率40%以上
配当性向60%以下
連続増配年数5年以上
時価総額500億円以上
営業キャッシュフロープラス

※この設定はあくまで参考です。市場環境や目的に応じて条件を調整してください。

楽天証券でのスクリーニング手順

楽天証券の口座をお持ちの方は、以下のステップで無料でスクリーニングができます。 難しそうに見えて、実はシンプルです!

1
楽天証券にログイン

PCブラウザまたはスマホアプリ(iSPEED)でログインします。PCのほうが画面が広く操作しやすいです。

2
「国内株式」→「スクリーニング」をクリック

上部メニューの「国内株式」から「スクリーニング」を選びます。メニューの場所はサイトのバージョンによって変わることがあります。

3
上記の条件を入力して「検索」

各条件の入力欄に目安値を入力します。すべて入力しなくてもOKです。まずは配当利回りと自己資本比率だけでも試してみましょう。

4
出てきた銘柄を1つずつ確認する

条件に合った銘柄リストが表示されます。銘柄名をクリックして詳細ページを開き、内容を確認しましょう。

5
気になる銘柄は「業績」「配当履歴」も確認

スクリーニングで絞った後が本当の確認作業です。過去5年の配当金推移・売上・利益の動きを必ずチェックしましょう。

スクリーニング後に確認すること

スクリーニングはあくまで「候補を絞る」ための道具です。以下の4点を1社ずつ丁寧に確認しましょう。

  • 📈 過去5年以上の配当金の推移——減配していないか、増配傾向にあるかを確認。
  • 📊 業績が安定しているか——売上・営業利益が右肩上がり、または横ばいかを確認。
  • 🤔 そのビジネスが自分で理解できるか——「何で稼いでいるかわからない会社」への投資はリスクです。
  • 🏢 業種の分散ができているか——同じ業種(例:銀行株ばかり)に偏ると、その業種が不況になったとき一気にダメージを受けます。
⚠️ スクリーニングを使う際の注意事項
  • スクリーニングはあくまで「候補を絞る」ための手段です。条件をクリアしていても、必ず利益が出るわけではありません。
  • 複数の指標を組み合わせて総合的に判断することが大切です。1つの指標だけで判断しないようにしましょう。
  • 分散投資(複数の銘柄・業種に分けて投資)を心がけてください。1銘柄に集中するのは危険です。
  • スクリーニング結果はあくまで過去データに基づいています。将来の業績や配当を保証するものではありません。

まとめ

高配当株探しに感覚は禁物です。スクリーニングを使って、データに基づいた銘柄選びを習慣にしましょう。

  • ✅ スクリーニングを使えば、3,000社以上から条件に合う銘柄を効率よく絞れる
  • ✅ 配当利回りだけでなく、財務の安定性(自己資本比率・キャッシュフロー)も必ずチェック
  • ✅ 連続増配年数と配当性向は、減配リスクを見極める特に重要な指標
  • ✅ スクリーニングで絞った後は、1社ずつ丁寧に確認することが大切
  • ✅ 焦らず、少しずつ自分のスタイルを作っていきましょう!
🐨 コアラ先生からひと言

最初は「条件が多くて覚えられない!」と思うかもしれません。でも大丈夫。 まずは配当利回りと自己資本比率の2つだけ設定して、スクリーニングを試してみてください。 使っているうちに自然と他の指標も気になってきます。投資は「学びながら育てる」ものです。一緒に少しずつ上手くなっていきましょう!

【免責事項】本記事で紹介しているスクリーニング条件は参考情報であり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 投資にはリスクがあります。株価は変動し、元本が保証されるものではありません。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

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