【高配当株】TOA(6809)を徹底分析!
学校・病院・空港に不可欠な「音の社会インフラ」、配当利回り5.3%の実力

⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 掲載しているデータは2026年5月20日時点のものです(出典:IRBANK)。 株価・配当金は変動しますので、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

朝の学校チャイム、病院の「○○番窓口へどうぞ」というアナウンス、空港の搭乗案内放送——。 日常のあらゆる場所で耳にするあの「音」を届けているのが、TOA株式会社(証券コード:6809)です。

1947年に神戸で創業したTOAは、PA(パブリックアドレス)システム・防犯カメラ・インターホンなど 「音と映像の社会インフラ」を提供する電気機器メーカーです。 日本全国の学校・病院・官公庁・鉄道・空港などに製品が導入されており、 一度納入すれば長期的に保守・更新需要が生まれるストック型ビジネスが強みです。

知名度は決して高くありません。しかし財務の安定性と着実な株主還元の姿勢は、 高配当株投資家が見逃せない一銘柄です。 今回はIRBANKのデータをもとに、コアラ先生が徹底分析します。

基本情報

TOA株式会社
6809
電気機器
東証プライム
3月(3月31日)
年2回(中間・期末)
PAシステム・防犯カメラ・ネットワーク音響・インターホン
2026年5月20日時点

現在の株価・配当情報

配当利回り(予)(年間配当金 ÷ 現在株価 × 100)
5.3%
現在の株価
1,599円
1株あたり年間配当金(予)
85円
計算式:85円(配当金予想)÷ 1,599円(株価)× 100 ≈ 5.32%
⚠️ 株価・配当金は常に変動します。必ず最新情報をご自身でご確認ください。
🔔 注目ポイント:2026/3期に配当金が40円→90円へ倍増!

2025/3期まで40円だった年間配当金が、2026/3期の実績では90円へ大幅増配されました(+50円、前年比+125%)。 これは単なる増配ではなく、TOAが株主還元を一段階引き上げた転換点と言えます。 2027/3期の予想配当は85円と若干の調整が見込まれますが、依然として高水準です。 ※本記事のグラフは2025/3期までの10年データを使用しています。

スクリーニング指標

数値はIRBANKの2026年5月20日時点のデータです。

指標TOAの数値目安
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
5.32%(予) 3.5%以上 ✅
自己資本比率
(財務の安定度)
75.96% 40%以上 ✅
有利子負債比率
(借金の少なさ)
3.55%(2025/3期) 低いほど良い ✅
PER
(株価収益率・割安度の目安)
16.32倍(予) 15倍以下 ⚠️やや高め
PBR
(株価純資産倍率)
0.95倍 1.5倍以下 ✅
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
50.8%(2025/3期) 20〜60% ✅
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
5.83%(予) 8%以上 ⚠️やや低め
営業キャッシュフロー
(実際の現金の流れ)
+56.2億円(2025/3期) プラス ✅
時価総額
(会社全体の値段)
約555億円 500億円以上 ✅

10年グラフ

株価は2020/3期(コロナ禍)に805円まで下落後、2022/3期にはさらに680円と底を打ちました。 しかし2023/3期以降は業績回復とともに反発し、2024/3期には1,173円まで上昇。 直近(2026年5月20日時点)は1,599円で推移しています。 ※グラフの値は配当金÷配当利回りから逆算した概算値です。正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
増配 減配 維持
2016/3期から2019/3期にかけて22→26円と緩やかに増配。しかしコロナ禍の影響で2021〜2022/3期は20円に減配されました。 転換点は2023/3期。一気に40円へ倍増し、その後3期連続で40円を維持。 グラフ外(2026/3期)ではさらに90円へ大幅増配が実現しています。
配当利回りは長年1〜3%台で推移していましたが、2023/3期に大幅増配(40円)と株価低迷が重なり、4.85%に急上昇。 2024/3期は株価回復で3.41%に低下しましたが、2025/3期には再び4.32%まで上昇しています。 直近(2026年5月20日時点)は予想配当85円ベースで5.32%と、高配当株の基準3.5%を大きく上回る水準です。

配当金推移(2016〜2026年度)

年度1株あたり年間配当金前年比
2016/3期22円基準年
2017/3期22円維持
2018/3期23円増配 +1円
2019/3期26円増配 +3円
2020/3期26円維持
2021/3期20円減配 -6円
2022/3期20円維持
2023/3期40円増配 +20円
2024/3期40円維持
2025/3期40円維持
2026/3期(実績)90円大幅増配 +50円
📝 総評:2016/3期(22円)から2025/3期(40円)まで約1.8倍の成長。コロナ禍で一時減配(20円)があったものの、2023/3期に40円へ倍増し株主還元を強化。さらに2026/3期には90円と前年比2.25倍の大幅増配を実現しました。

財務の安定性

TOAの財務健全性は高配当株の中でも優秀な水準にあります。

年度売上高営業利益自己資本比率営業CF
2016/3期458億円36.4億円75.0%+29.6億円
2018/3期442億円35.1億円75.2%+27.6億円
2020/3期451億円34.7億円72.9%+18.3億円
2022/3期409億円21.6億円73.7%+16.3億円
2023/3期451億円17.1億円72.4%+5.8億円
2024/3期488億円30.3億円72.0%+50.7億円
2025/3期506億円35.9億円72.1%+56.2億円

注目すべきは自己資本比率が10年間を通じて70%超を安定的に維持していることです。 有利子負債比率は3.55%(2025/3期)と極めて低く、ほぼ無借金経営に近い状態を保っています。 売上高は458億円(2016/3期)から506億円(2025/3期)へと増加基調を維持。 コロナ禍の2020〜2022年度は一時停滞しましたが、2023年度以降は回復し、2025/3期の営業キャッシュフローは+56.2億円と健全です。

TOAが強い理由の一つは、官公庁・学校・病院・交通インフラという景気の波を受けにくい顧客基盤です。 一度設置されたPAシステムや防犯カメラは10〜20年スパンで更新需要が続くため、 受注の安定性が高い体質と言えます。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

この銘柄に注目した理由:
TOAの最大の魅力は「誰もが使っているのに誰も知らない」という立ち位置です。 学校・病院・鉄道・空港などの公共施設向け放送システムは一度納入すれば長期間使われ続け、 定期メンテナンスや機器更新でリピート収益が生まれます。 自己資本比率76%・有利子負債比率わずか3.55%という財務の堅牢さも、 長期保有目線の高配当株投資家にはうれしいポイントです。

🌱

初心者へのアドバイス:
「自分が使っている(使われている)製品の会社に投資する」という視点でTOAを見ると、 ビジネスがとてもイメージしやすいと思います。 次に学校や病院を訪れた際、天井のスピーカーや廊下のチャイム設備を見てみてください。 「TOA」の文字が入っているかもしれません。 知っているビジネスへの投資は、株価が下がっても焦らず保有し続ける精神的な安定につながります。

⚠️

注意点:
ROEが5.83%と高配当株の目安(8%以上)を下回っており、資本効率の改善が今後の課題です。 また2021〜2022/3期にはコロナ禍の影響で減配(26円→20円)があったことも忘れてはなりません。 PERが16.32倍と目安の15倍をやや超えており、割安感はやや薄れています。 2026/3期の90円配当は大幅増配であり、その水準を毎年維持できるかどうかは業績次第です。 最新の業績・配当方針は必ずIRBANKや会社の決算資料でご確認ください。

📂 このページのデータはどこで調べたの?

配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/6809/dividend
財務データ:https://irbank.net/6809/results
トップページ:https://irbank.net/6809

株価データ
グラフ内の年末株価は「配当金 ÷ 配当利回り」から逆算した概算値です。 正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/6809.T

配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 現在株価 × 100 = 配当利回り(%)
現在の配当利回り(予)は85円 ÷ 1,599円 × 100 ≈ 5.32%です(2026年5月20日時点)。

最新情報を確認する

最新の株価・配当情報は必ず以下でご確認ください。

【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年5月20日時点のものです(出典:IRBANK)。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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