【高配当株】小松ウオール工業(7949)を徹底分析!
自己資本比率80%超・配当利回り5.33%・10年で配当4倍の増配銘柄

⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 掲載しているデータは2026年5月26日時点のものです。 株価・配当金は変動しますので、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

小松ウオール工業とはどんな会社?

小松ウオール工業は、石川県白山市に本社を置く可動式パーテーション(間仕切り壁)の国内最大手メーカーです。1963年設立で、オフィスや学校・病院・公共施設などに設置される「動かせる壁」を製造・販売しています。

「ウォールシステム」ブランドで知られる可動式パーテーションは参入障壁が高く、長年にわたりトップシェアを維持。建設需要・オフィスリニューアル需要を取り込みながら、売上高を2016年の293億円から2026年の467億円へと着実に拡大してきました。

高配当株投資家からの注目ポイントは3つ。①自己資本比率80%超の超健全財務、②10年間で配当が約4.5倍に増加した増配実績、③配当利回り5.33%超という高水準の利回りです。2024年10月には1対2の株式分割も実施しており、投資しやすくなっています。

基本情報

小松ウオール工業
7949
金属製品(建材)
東証プライム
3月
年2回(中間・期末)
なし
2026年5月26日時点

現在の株価・配当情報

配当利回り(年間配当金 ÷ 現在株価 × 100)
5.33%
現在の株価
2,534円
1株あたり年間配当金(予想)
135円
計算式:135円(配当金)÷ 2,534円(株価)× 100 = 約5.33%
⚠️ 株価・配当金は常に変動します。必ず最新情報をご自身でご確認ください。

スクリーニング指標

高配当株スクリーニングの10指標で評価します。

指標この銘柄の数値目安
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
5.54%(予想135円) 3.5%以上
自己資本比率
(財務の安定度)
80.7% 40%以上
有利子負債倍率
(借金の多さ)
非常に低い(実質無借金に近い) 1倍以下
PER
(株価収益率・割安度の目安)
13.95倍(予想) 15倍以下
PBR
(株価純資産倍率)
1.08倍 1.5倍以下
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
75.0%(2026年3月期実績) 20〜60%
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
7.77%(予想) 8%以上
営業キャッシュフロー
(実際の現金の流れ)
プラス 必ずプラス
連続増配年数 長期増配基調(10年で配当約4.5倍) 10年以上で優良
時価総額
(会社全体の値段)
約477億円(基準をやや下回る) 500億円以上
🐨 スクリーニング結果について
📊

10指標中8項目をクリア(配当利回り・自己資本比率・有利子負債・PER・PBR・営業CF・長期増配)。配当性向75%・ROE7.77%・時価総額477億円の3点がやや基準を外れていますが、いずれも「惜しい」水準です。高配当株スクリーニングとして非常に高い合格率を誇る優良銘柄です。

10年グラフ

📌 2024年10月1日に1対2の株式分割を実施。グラフはすべて分割調整済みの数値で表示しています。
2016〜2023年は1,000円前後で比較的安定した推移。コロナショック(2020年)でも900円台を維持し、底堅さを見せました。2024年から建設需要の回復・業績拡大を背景に株価が急上昇。2025年は3,000円を超える場面もありましたが(分割前換算で6,000円超)、現在(2026年6月)は2,534円に落ち着いています。長期で保有していた方は、10年で株価が約2倍以上に育った計算になります。
増配 減配 維持
2016年から2025年(分割調整済み)で、配当金は30円→95円と約3.2倍に増加。2017・2021・2022年は維持がありましたが、長期トレンドは明確な上昇です。2024年からは業績回復と株主還元強化の両輪が回り始め、2025年以降の増配ペースが加速しています。2027年3月期予想の135円まで続けば、2016年比で4.5倍の増配実績となります。
配当利回りは2019年以降、ほぼ一貫して3.5%基準ラインを上回ってきました。2025年は株価の乱高下もあり、安値圏では利回りが6%を超える局面も。現在(2026年5月)の約5.54%は過去10年で見ても高水準の部類です。利回りだけでなく、増配の継続性があることが小松ウオール工業の最大の魅力です。

過去10年の配当金推移

※2024年10月1対2株式分割。表は分割調整済み(2016〜2024年)・実際の支払額(2025年以降)で表示。

年度(3月期)1株あたり配当金前年比
2016年30円(分割調整)基準年
2017年30円(分割調整)維持
2018年33円(分割調整)増配
2019年35円(分割調整)増配
2020年43円(分割調整)増配 +8円
2021年43円(分割調整)維持
2022年43円(分割調整)維持
2023年48円(分割調整)増配
2024年63円(分割調整)増配 +15円
2025年95円増配 +32円
2026年(実績)130円増配 +35円
2027年(予想)135円増配 +5円
📝 総評:2016年(分割調整30円)から2027年予想(135円)まで10年間で4.5倍の増配。単純な連続増配ではありませんが、長期の増配トレンドは明確です。特に2024〜2026年は業績拡大に合わせた積極的な増配が続いており、株主還元への姿勢が強まっています。

小松ウオール工業の強みと懸念点

✅ 小松ウオール工業の4つの強み
🏗️ パーテーション国内最大手・高い参入障壁
可動式パーテーションは設計・施工・アフターサービスまで一体で提供する専門性が必要で、新規参入が難しい。1963年創業から積み上げた技術・実績・販売網は容易に模倣できないビジネスモデルです。
🏦 自己資本比率80.7%・実質無借金の超健全財務
製造業として異例の高自己資本比率。有利子負債はほぼゼロに近く、金利上昇の影響も受けにくい。景気が悪化しても財務の安定性が「守り」として機能します。
📈 10年で配当4.5倍・積極増配の実績
2016年(分割調整)の30円から2027年予想135円まで、長期で増配を続けてきた姿勢が信頼感を与えます。2025・2026年は大幅増配が続いており、今後も増配基調が続く見通しです。
🏢 オフィスリニューアル・建設需要で売上右肩上がり
コロナ後のオフィス改装需要・新規建設増加を取り込み、売上高は2016年293億円から2026年467億円へと約60%増加。業績拡大と株主還元強化が同時進行しています。
⚠️ 正直に伝える懸念点・リスク
🟡 時価総額477億円・流動性が限られる小型株
時価総額は500億円をわずかに下回る小型株。1日の売買代金が少なく、まとまった金額の売買で株価が動きやすい面があります。大きな資金を動かす投資家には不向きです。
🟡 配当性向75%はやや高め
2026年3月期の配当性向75%は目安の60%を超えています。業績が落ち込んだ際には、増配ペースの鈍化や配当維持への圧力が高まる可能性があります。
🟡 建設・不動産市況への依存
パーテーション需要はオフィス需要・建設景気と連動します。金利上昇による不動産市場の冷え込みや、テレワーク定着によるオフィス縮小が続けば、業績への影響があり得ます。
🔵 石川県を地盤とする地方中堅企業
本社・主要生産拠点が石川県にあるため、自然災害リスク(2024年1月の能登半島地震の間接的影響など)や地域経済の動向に影響を受ける可能性があります。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

この銘柄を取り上げた理由:
「利回り5.5%超・自己資本比率80%超・PER14倍以下」という3点が揃う銘柄は、日本株の中でもなかなか見つかりません。小松ウオール工業はその希少な条件を満たしており、「高配当×財務安全性×割安感」のバランスが非常によい銘柄です。

🌱

初心者へのアドバイス:
配当利回り5%超というと「何か裏があるのでは?」と不安になる方もいると思います。この銘柄の場合は、業績が伴った増配であること・財務が超健全であることが確認できます。まずはIRBANKで10年間の業績推移を自分でチェックしてから投資判断することをおすすめします。

⚠️

注意点:
時価総額477億円という規模感は、ポートフォリオに占める割合を意識する必要があります。また、建設景気との連動性があるため、景気後退局面では業績・株価ともに影響を受けやすい点は把握しておきましょう。

こんな方に向いている銘柄・向いていない銘柄

✅ こんな方に向いています
💰高利回り(5%超)でキャッシュフローを得たい方
現在の5.54%という利回りは、毎年の配当収入として魅力的。100万円投資なら年間約5.5万円の配当収入が期待できます。
🏦財務の安全性を最重視する方
自己資本比率80%超・実質無借金という「守りの固さ」を評価できる長期投資家に最適です。
📈増配が続く銘柄を長期保有したい方
10年で4.5倍の増配実績と積極還元姿勢があります。今から保有して将来の増配を享受するアプローチに向いています。
🔍「隠れ優良株」を発掘したい方
知名度は低くても実力は確か。こういった銘柄を地道に発掘する「バリュー投資スタイル」の方にフィットします。
❌ こんな方には向いていません
🔴大型株・高流動性を重視する方
時価総額477億円・1日の売買代金が少ない小型株です。売りたいときにすぐ売れないリスクを許容できない方には不向きです。
🟡ROE8%以上を絶対条件にする方
ROE7.77%は目安の8%をわずかに下回ります。経営効率の高さを最優先に置く方にはもう一息です。
🟡景気や建設市況の変動が心配な方
オフィス需要・建設景気に業績が連動します。景気悪化時の業績落ち込みリスクを許容できない場合は注意が必要です。
🔵知名度・ブランドを重視する方
一般消費者にはほぼ知られていない専門メーカーです。「知っている会社の株を持ちたい」という方とは相性が悪いかもしれません。
🐨 コアラ先生の一言:小松ウオール工業は「知る人ぞ知る高配当の優良株」です。地味な業種・知名度ゼロ・小型株という3点ハードルがありますが、財務の健全性と増配実績は本物。公務員投資家として「配当収入をコツコツ積み上げる」スタイルに非常によく合う銘柄だと思っています。

📋 まとめ:コアラ先生の総合評価

コアラ先生の評価
★★★★☆
(5点満点中4点)
評価ポイント判定コアラ先生のコメント
財務の安定性 ◎ 非常に高い 自己資本比率80.7%・実質無借金。製造業としてトップクラスの財務健全性。
配当の継続性 ◎ 高い 10年で4.5倍の増配実績。2024〜2026年は大幅増配が続き、積極還元姿勢は本物。
収益性・ビジネスモデル ○ 良好 パーテーション国内最大手・高い参入障壁。売上は10年で60%増と安定成長。
割安感 ○ 割安水準 PER13.95倍・PBR1.08倍。利回り5.5%超と組み合わせると、バリュー株として魅力的な水準。
リスク △ 小型株リスクあり 時価総額477億円の小型株・建設景気依存・配当性向75%の3点は把握したうえで保有を。
🐨 コアラ先生の結論

小松ウオール工業は、「高利回り・超健全財務・長期増配」の三拍子が揃った、まさに高配当株投資の王道銘柄です。

配当利回り5.33%・自己資本比率80.7%・PER14倍以下という数字は、日本株の中でもなかなか見つからない組み合わせ。10年間で配当が4.5倍に増えた実績は、「増配が続く銘柄を長期保有してインカムゲインを積み上げる」という高配当投資の理想的な形です。

時価総額477億円という規模は「もう少し大きければ完璧」という惜しさがありますが、ポートフォリオの一部として少額から保有を始め、増配の恩恵を長期で享受するアプローチが最もフィットする銘柄といえます。特に公務員投資家にとって、地道に配当収入を積み上げるスタイルに最も合った一銘柄として自信を持っておすすめできます。
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配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/7949/dividend
財務データ:https://irbank.net/7949/results
株式指標:https://irbank.net/7949/per

株価データ
グラフの株価は年間高値・安値の中央値概算(IRBANKの年次指標データより算出)。 2024年10月1日の1対2株式分割を反映した分割調整済み数値です。
正確な現在株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/7949.T

配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 株価 × 100 = 配当利回り(%)
現在の利回り:135円 ÷ 2,534円 × 100 ≈ 5.33%(2026年6月21日時点の株価基準)。

最新情報を確認する

最新の株価・配当情報は必ず以下でご確認ください。

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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年5月26日時点のものです。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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