基本情報
蔵王産業は、産業用床洗浄機・スチームクリーナーなどの環境クリーニング機器を輸入販売する専門商社です。 自社工場を持たない「ファブレス経営」で固定費を抑えつつ、実演販売による提案型営業で高い顧客満足度を維持しています。 地味に見えるビジネスですが、自己資本比率87%超・実質無借金という財務の堅牢さは、日本の上場企業の中でもトップクラスです。
現在の株価・配当情報
スクリーニング指標
高配当株選びの参考指標です。数値はすべて参考程度にご確認ください。
| 指標 | この銘柄の数値 | 目安 |
|---|---|---|
| 配当利回り (株価に対する配当金の割合) |
4.03% | 3.5%以上 |
| 自己資本比率 (財務の安定度) |
87.3% | 40%以上 |
| 有利子負債倍率 (借金の多さ) |
実質無借金 | 1倍以下 |
| PER (株価収益率・割安度の目安) |
18.2倍 | 15倍以下 |
| PBR (株価純資産倍率) |
1.05倍 | 1.5倍以下 |
| 配当性向 (利益のうち配当に回す割合) |
88.1%(2025/3期) | 20〜60% |
| ROE (自己資本利益率・経営効率) |
5.5% | 8%以上 |
| 営業キャッシュフロー (実際の現金の流れ) |
プラス(112億円超) | 必ずプラス |
| 連続増配年数 | 2年(2024〜2025年) | 10年以上で優良 |
| 時価総額 (会社全体の値段) |
約157億円 | 500億円以上 |
配当利回り・自己資本比率・有利子負債・PBR・営業CFの5項目はクリア。 一方、PER・配当性向・ROE・連続増配年数・時価総額の5項目は目安に届かず。 財務の堅牢さは群を抜くが、「配当性向88%」と「ROE低迷」が課題です。
10年グラフ
過去10年の配当金推移
| 年度 | 1株あたり配当金 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2016年3月期 | 55円 | 基準年 |
| 2017年3月期 | 55円 | 維持 |
| 2018年3月期 | 61円 | 増配 |
| 2019年3月期 | 61円 | 維持 |
| 2020年3月期 | 61円 | 維持 |
| 2021年3月期 | 53円 | 減配 |
| 2022年3月期 | 78円 | 増配 |
| 2023年3月期 | 109円 | 増配 |
| 2024年3月期 | 100円 | 方針変更 |
| 2025年3月期 | 100円 | 維持 |
🐨 コアラ先生のひとこと
この銘柄を選んだ理由:
自己資本比率87%超・実質無借金という財務基盤は、日本の上場企業の中でもトップクラスです。「清掃機器の輸入販売」という地味な事業ながら、長年にわたって安定した営業利益率(10〜15%)を維持しています。PBR1.05倍という解散価値近辺の株価も魅力で、「安全マージンのある高配当株」として紹介したいと思いました。
初心者へのアドバイス:
まずは100株(約25万円)から始めて、4%前後の配当をNISA口座で受け取り続けるスタンスが合っています。株主優待も抽選式ながらユニークな内容です。業績が安定していれば100円配当が続くと考えられますが、一度の減配実績があることは頭に入れておきましょう。
注意点:
2025年3月期の配当性向は88.1%と非常に高水準です。業績が落ちれば減配リスクが現実化する可能性があります。また、時価総額157億円の小型株のため、売買量が少なく、値動きが大きくなる局面があります。まとまった資金での売買は慎重に行ってください。
こんな方に向いている銘柄・向いていない銘柄
自己資本比率87%超・実質無借金。倒産リスクをとことん排除したい守り重視の投資家に最適です。
PBR1.05倍は「解散価値近辺」。資産価値に裏付けられた株価という安心感があります。
年間100円配当を100株保有で1万円受け取り。コツコツ積み上げる長期投資家向きです。
清掃機器という参入障壁のある市場でシェアを持つ企業。地味だが底堅いビジネスです。
2021年に61円→53円の減配実績があります。「一度も減配させない」銘柄ではありません。
2025年3月期の配当性向は88.1%。業績悪化時に「100円を守れるか」が問われます。
時価総額157億円の東証スタンダード小型株。流動性が低く、売買タイミングに注意が必要です。
ROE 5.5%は「利益の効率」の観点では低め。資本を積み上げているが活用しきれていない面があります。
📋 まとめ:コアラ先生の総合評価
| 評価ポイント | 判定 | コアラ先生のコメント |
|---|---|---|
| 財務の安定性 | ◎ 非常に高い | 自己資本比率87%超・実質無借金。高配当小型株の中でも群を抜く安全性。 |
| 配当の継続性 | △ 要注意 | 2021年に一度減配実績あり。現在は100円安定だが配当性向88%は警戒水準。 |
| 収益性・ビジネスモデル | △ やや低め | 営業利益率10〜15%は良好だが、ROE5.5%は資本効率の改善余地が大きい。 |
| 割安感 | ○ 良好 | PBR1.05倍は解散価値近辺。下値リスクを抑えた株価水準と言えます。 |
| リスク | △ 要注意点あり | 小型株の流動性リスク、配当性向88%の高さ、ROE低迷の3点は要チェック。 |
蔵王産業は「自己資本比率87%超・実質無借金・PBR1倍台」という 守備力の高さが突出した銘柄です。財務基盤の盤石さは高配当小型株の中でも別格と言っていいでしょう。
ただし、2025年3月期の配当性向88.1%は高すぎる水準です。業績が悪化すれば「100円配当を守れない」事態も十分ありえます。 2021年に実際に減配した実績を忘れずに。
投資を検討するなら、まず①2026/3期決算で業績・配当性向の推移を確認し、 ②配当利回りが4%を超えたタイミングで少額から始めるのが王道です。
公務員投資家として守りを重視するなら財務面での安心感はありますが、 「絶対に減配しない」という強さは持っていない銘柄です。過度な期待は禁物、適切な分散を心がけましょう。
配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/E02779/dividend
財務データ:https://irbank.net/E02779/results
株式指標:https://irbank.net/9986
株価データ
株価グラフはIRBANKの期末株価データを使用しています。
正確な現在株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/9986.T
配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 年末株価 × 100 = 配当利回り(%)
本記事の配当利回りは100円 ÷ 2,459円 × 100 ≒ 4.07%(2026年6月21日時点の株価基準)。
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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年5月25日時点のものです。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。
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