【高配当株】キムラユニティー(9368)を徹底分析!
トヨタ系物流の実力派、PBR0.82倍・実質無借金・配当利回り4%超の割安株

⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 掲載しているデータは2026年7月1日時点のものです(出典:IRBANK/Yahoo!ファイナンス)。 株価・配当金は変動しますので、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

名古屋市中区に本社を構えるキムラユニティー株式会社(証券コード:9368)。 トヨタ自動車グループを主要取引先とする、東証スタンダード上場の物流企業です。 時価総額約414億円の中堅企業ながら、堅実な財務と着実な増配で 高配当株投資家からじわじわと注目を集めています。

事業は「物流サービス」を中心に、車検・整備などの「モビリティサービス」、 「情報サービス」、「人材サービス」の4本柱。 自動車部品の物流を軸に、トヨタ自動車グループ向けの売上が全体の約40%を占める、 いわばトヨタ経済圏に根ざした物流インフラ企業です。

コアラ先生がこの銘柄に注目した理由は3つ。PBR 0.82倍という1倍割れの割安水準、 現金113億円に対して有利子負債わずか26億円という実質無借金の非常に健全な財務、 そして2027年3月期予想で配当利回り4.3%超という高配当。 IRBANKとYahoo!ファイナンスのデータをもとに徹底解説します。

✅ キムラユニティー(9368)の3つの強み
🚚 トヨタグループを基盤とする安定した物流需要:自動車部品物流を主力に、トヨタ自動車単独で売上の23.8%、トヨタグループ全体では約40.2%(2025/3期)。世界最大級の自動車メーカーの生産を支える「縁の下の力持ち」であり、需要の底堅さが強み。
🏦 現金113億円・有利子負債26億円の実質無借金経営:自己資本比率62.1%と財務は極めて健全。手元現金が有利子負債を大きく上回る「実質無借金」の状態で、不況耐性が高く減配リスクを抑えやすい。
📈 割安なのに増配基調:PBR0.82倍・PER9.4倍という割安水準にありながら、分割調整ベースで2019/3期以降は減配なく増配を継続。2027/3期は38円(前年34円)とさらなる増配を予想している。
🔵 この記事の配当金は「株式分割」を考慮した調整後の数値です

キムラユニティーは近年、2022年7月1日2025年4月1日の2回、 いずれも「1株→2株」の株式分割を実施しています(合計で1株が4株に)。

株式分割が入ると、1株あたりの配当金は見かけ上小さくなります(株数が増えるため)。 そこで本記事では、過去の配当金をすべて現在の株数に合わせた「分割調整後」の値に そろえて掲載しています。こうすることで、実際に株主が受け取ってきた配当の「増減の流れ」を 正しく比較できます。

なお、IRBANKなどで表示される数値は調整の基準が異なる場合があります。 ご自身で確認される際は「分割調整後」かどうかにご注意ください。

基本情報

キムラユニティー株式会社
9368
倉庫・運輸関連業(物流)
東証スタンダード(名証プレミア)
愛知県名古屋市中区
3月(3月31日)
年2回(中間・期末)
物流/モビリティ(車検・整備)/情報/人材サービス
トヨタ自動車グループ(売上の約40%)
2026年7月1日時点

現在の株価・配当情報

配当利回り(2027/3期予想38円ベース)
4.32%
現在の株価
879円
1株あたり年間配当金(2027/3期予想)
38円
計算式:38円(2027/3期予想配当)÷ 879円(株価)× 100 ≈ 4.32%
※上記は2027/3期の会社「予想」配当38円をもとにした利回りです。予想は確定値ではありません。2026/3期の「確定」配当34円ベースでは約3.87%(34円 ÷ 879円 × 100)となります。
⚠️ 株価・配当金は常に変動します。必ず最新情報をご自身でご確認ください。
🔔 注目ポイント:PBR0.82倍の割安+実質無借金+配当利回り4%超の三拍子

キムラユニティーの魅力は、①PBR0.82倍(解散価値を下回る割安)②現金113億円>有利子負債26億円の実質無借金③2027/3期予想で配当利回り4.32%という3点が同時にそろっている点です。 さらに2026/3期は売上645億円・営業利益49.6億円と過去最高の業績を更新。 トヨタグループの生産を支える安定ビジネスでありながら市場からの評価は割安なままで、 「割安・好財務・高配当」を1銘柄で満たす、地味だが実力派の高配当株といえます。

スクリーニング指標

数値はIRBANK/Yahoo!ファイナンスの2026年7月1日時点のデータです。

指標この銘柄の数値目安
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
4.32% 3.5%以上
自己資本比率
(財務の安定度)
62.1% 40%以上
有利子負債倍率
(純資産に対する借金の割合)
約0.05倍(ネットキャッシュ) 1倍以下
PER
(株価収益率・割安度の目安)
9.39倍 15倍以下
PBR
(株価純資産倍率)
0.82倍 1.5倍以下
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
43.6% 20〜60%
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
7.23% 8%以上
営業キャッシュフロー
(実際の現金の流れ)
プラス(純利益は黒字を継続・現金113億円) 必ずプラス
連続増配年数 分割調整ベースで2019年以降 減配なし(約8期の増配基調) 10年以上で優良
時価総額
(会社全体の値段)
約414億円 500億円以上
📝 スクリーニング評価:配当利回り・自己資本比率・有利子負債倍率・PER・PBR・配当性向・営業CFの7項目をクリア。一方でROE7.23%は目安の8%にわずかに届かず、連続増配は分割調整ベースで約8期(10年未満)、時価総額414億円は500億円未満の中型株です。総合では「割安・実質無借金・増配基調は良好。ROEと規模はやや見劣りするものの、財務の堅さで勝負する堅実な高配当株」と評価できます。

ROEが7%台とやや低めですが、これは物流業の特性によるものです。 トラック・倉庫・土地などの多額の固定資産と、厚い自己資本(自己資本比率62%)を抱えるため、 分母の自己資本が大きくなり、ROEが下がりやすい構造です。 裏を返せば「借金に頼らず自己資本で堅実に稼ぐ会社」であり、 単純に他業種と比べてNG判定とするのは適切ではありません。

10年グラフ

2016〜2021/3期は株価(分割調整後の概算)が250〜340円あたりで長く低迷していました。 転機は2023/3期以降の大幅増配。配当の魅力が見直されるとともに株価も上昇し、 2024/3期には約854円(概算)まで水準を切り上げました。 2026年7月1日時点の株価は879円です。 ※グラフの値は配当金÷配当利回りから逆算した分割調整後の概算値です。正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
増配 減配 維持
分割調整後ベースで見ると、2016〜2018/3期は6.75円で横ばいでしたが、 2019/3期以降は一度も減配することなく増配を継続しています。 とくに2023/3期は13円→21円と大きく引き上げられ、2025/3期31.5円、 2026/3期34円(確定)、2027/3期は38円(予想)と着実に増えています。 グラフのバーがすべて緑(増配)または灰色(維持)で、赤(減配)が無いのが好印象です。
配当利回りは長らく2〜3%台でしたが、増配が進んだことで 近年は高配当株の基準(3.5%)を上回る水準で推移しています。 2027/3期予想の38円をいまの株価879円で受け取れば利回り4.32%。 「割安に放置されているうちに、増えていく配当を仕込む」という高配当株の 王道パターンに当てはまる銘柄です。

配当金推移(2016〜2027年度・分割調整後)

※以下の配当金はすべて分割調整後(現在の株数ベース)の数値です。2回の株式分割の影響で小数(例:6.75円)になっている年があります。実際に株主が受け取ってきた配当の「増減の流れ」を正しく比較するための表示です。

年度1株あたり年間配当金
(分割調整後)
前年比
2016/3期6.75円基準年
2017/3期6.75円維持
2018/3期6.75円維持
2019/3期8.00円増配 +1.25円
2020/3期9.50円増配 +1.5円
2021/3期10.00円増配 +0.5円
2022/3期13.00円増配 +3円
2023/3期21.00円増配 +8円(+62%)
2024/3期27.50円増配 +6.5円
2025/3期31.50円増配 +4円
2026/3期(確定)34.00円増配 +2.5円
2027/3期(予想)38.00円増配予想 +4円
📝 総評:分割調整後で見ると、2016年比で配当は約5.6倍(6.75円→38円予想)に成長。とくに2019/3期以降は一度も減配せず増配を継続しており、コロナ禍(2021/3期)も減配せず乗り切った点は、この銘柄の財務の底堅さを物語っています。

財務の安定性と業績推移

トヨタグループを基盤とする安定ビジネスを背景に、売上・利益ともに長期的な右肩上がりが続いています。

年度売上高営業利益純利益自己資本比率
2022/3期570.8億円29.4億円21.8億円約60%
2023/3期591.4億円32.7億円24.7億円約61%
2024/3期614.9億円41.1億円31.7億円約61%
2025/3期611.3億円46.0億円33.0億円約62%
2026/3期645.5億円49.6億円32.0億円62.1%

2026/3期の業績は売上645億円・営業利益49.6億円と過去最高を更新しました。 営業利益は2022/3期の29.4億円から4期で約1.7倍に拡大しており、 「物流2024年問題」による運賃改定や、車検・整備などモビリティ事業の拡大が 収益を押し上げています。

財務面では、自己資本比率62.1%・有利子負債26.3億円に対して現金等113.3億円と、 手元資金が借入金を大きく上回る「実質無借金」の状態です。 この非常に健全な財務が、コロナ禍でも減配しなかった安定配当の裏付けになっています。 BPS(1株純資産)は1,076円で、株価879円はこれを下回る(PBR0.82倍)水準です。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

この銘柄に注目した理由:
キムラユニティーの魅力は「割安・好財務・高配当」の三拍子がそろっている点です。 PBR0.82倍は会社の解散価値を株価が下回っていることを意味し、 現金が借金を上回る実質無借金の財務は不況にも強い。 そのうえで2027/3期予想の配当利回りは4.3%超。 派手さはありませんが、トヨタグループの生産を足元で支える安定ビジネスを、 割安なうちに仕込めるのが最大の妙味です。

🌱

初心者へのアドバイス:
「自動車部品の物流」という一見地味なビジネスですが、 世界最大級のトヨタグループが取引先という安心感は大きいです。 コロナ禍でも減配せず、むしろ増配を続けてきた実績は、 長期でコツコツ配当を受け取りたい高配当株投資家にぴったり。 東証スタンダードの中型株なので値動きはやや大きめですが、 財務の堅さがクッションになってくれます。

⚠️

注意点:
①トヨタグループへの売上依存度が約40%と高く、自動車の生産調整やEV化の影響を受けやすい構造です。トヨタの減産局面では物流量も減るリスクがあります。 ②ROEが7%台とやや低めで、資本効率の改善が株価上昇の鍵になります。 ③東証スタンダードの中型株のため、大型株に比べると売買のしやすさ(流動性)は劣ります。 最新情報は必ずIRBANKや会社のIRページでご確認ください。

こんな方に向いている / 向いていない銘柄

👍 向いている方
  • 財務の安定性(実質無借金・自己資本比率62%)を最重視する堅実派
  • PBR1倍割れ・PER9倍台の割安株をじっくり仕込みたい
  • 「減配しない会社」を長期で持ち続けたい配当再投資派
  • トヨタグループの底堅さ・日本のモノづくりに共感できる
  • 大型株だけでなく中型の割安株にも分散したい中級者
👎 向いていない方
  • 配当利回り5%以上の超高利回りだけを狙いたい
  • 自動車産業のEV化・生産調整リスクを避けたい
  • 特定企業(トヨタ)への依存度が高い銘柄を敬遠したい
  • ROE10%以上の高収益・高成長企業を選びたい
  • 売買のしやすい大型株・値動きの小ささを重視する初心者
キムラユニティーは「派手さより堅実さ」を絵に描いたような銘柄です。実質無借金・PBR0.82倍・減配なしの増配基調という組み合わせは、守りを固めたい配当投資家にとって魅力的。一方で、トヨタグループへの依存度が高く、利回りも4%台前半なので「一発の高利回り」を狙う方には物足りません。コアラ先生の見方では、「ポートフォリオの守りの一角を担う、割安な安定配当株」として少しずつ買い増していくのが向いています。

まとめ:コアラ先生の総合評価

★★★★☆
5点満点中 4点 / 割安・好財務・増配基調の堅実な高配当株。トヨタ依存だけ注意
評価軸評価コメント
配当利回り ★★★★☆ 4.32%(2027予想)は高配当株として十分。配当性向43.6%で余裕あり
財務健全性 ★★★★★ 自己資本比率62.1%・現金113億円>有利子負債26億円の実質無借金
増配継続性 ★★★★☆ 分割調整後で2019/3期以降減配なし。コロナ禍も減配せず増配継続
割安度 ★★★★★ PER9.39倍・PBR0.82倍は明確な割安水準(解散価値以下)
成長性・収益性 ★★★☆☆ 営業利益は過去最高を更新。ただしROE7.23%とやや低め・トヨタ依存度が高い
キムラユニティーの最大の魅力は「割安・好財務・増配基調」を1銘柄で満たしている点です。PBR0.82倍・PER9.4倍と割安に放置されながら、現金が借入金を大きく上回る実質無借金の非常に健全な財務を持ち、分割調整ベースで2019/3期以降は減配なく増配を続けています。コロナ禍でも減配しなかった安定感は、守りを重視する配当投資家にとって大きな安心材料です。一方で、トヨタグループへの売上依存度が約40%と高く、自動車の生産調整やEV化という構造変化の影響を受けやすい点は注意が必要です。ROEが7%台と低めで、資本効率の改善が株価再評価の鍵になります。総じて「派手さはないが、割安なうちに仕込みたい堅実な安定配当株」といえる一枚です。
📂 このページのデータはどこで調べたの?

配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/9368/dividend
財務データ:https://irbank.net/9368/results

株価・株式指標データ(出典:Yahoo!ファイナンス)
株価・PER・PBR・時価総額:https://finance.yahoo.co.jp/quote/9368.T
グラフ内の年末株価は「配当金 ÷ 配当利回り」から逆算した分割調整後の概算値です。 正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。

株式分割について
本記事の1株配当金は、2022年7月1日(1→2)・2025年4月1日(1→2)の 2回の株式分割を反映した「現在株数ベースの分割調整後」の値です。 IRBANK等の表示は調整基準が異なる場合があります。

配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 現在株価 × 100 = 配当利回り(%)
本記事の配当利回りは2027/3期予想38円 ÷ 879円 × 100 ≈ 4.32%で計算しています(2026年7月1日時点)。

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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年7月1日時点のものです(出典:IRBANK/Yahoo!ファイナンス)。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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