【高配当株】三菱HCキャピタル(8593)を徹底分析!
連続増配30期超の「増配レジェンド」、配当利回り3.89%・PBR1倍以下の総合リース大手

⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 掲載しているデータは2026年5月21日時点のものです(出典:IRBANK)。 株価・配当金は変動しますので、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

東京都千代田区に本社を置く三菱HCキャピタル株式会社(証券コード:8593)。 2021年4月に旧・三菱UFJリースと日立キャピタルが合併して誕生した、 国内最大級の総合リース会社です。三菱UFJフィナンシャル・グループと日立製作所を 主要株主に持ち、設備リース・航空機・船舶・不動産・環境エネルギーなど多角的な 事業を国内外で展開しています。

高配当株として三菱HCキャピタルが注目される最大の理由は、 30期超にわたる連続増配という日本株トップクラスの実績です。 2026/3期実績配当46円・2027/3期予想配当51円(利回り3.89%)と、 着実な増配が続いています。

🏆 連続増配30期超——日本株トップクラスの「増配レジェンド」

三菱HCキャピタル(旧・三菱UFJリース時代を含む)は、1990年代から連続増配を継続しており、 2026/3期まで30期超の連続増配を達成しています。 IRBANKで確認できる2010年以降だけでも16期連続。株式分割(2013年4月1:10分割)や 2021年の日立キャピタルとの合併という大きな出来事を経ても、 一度も減配せず増配を続けてきた実績は圧巻です。 2027/3期も51円への増配(+5円)を予想しており、記録はさらに伸びる見通しです。

✅ 三菱HCキャピタルの3つの強み
📈 連続増配30期超・配当性向40%台の安定配当:2017/3期の13円から2026/3期の46円へ、約3.5倍に増配。配当性向は一貫して40〜43%の健全水準を維持。収益拡大と配当増額を両立しています。
🌏 国内最大級の総合リース・グローバル展開:2021年の合併により売上が約1兆円から約1.8兆円に倍増。北米・欧州・アジアに広い事業基盤を持ち、航空機・船舶・インフラ等の大型アセットにも強みを持つ。2026/3期売上は2兆2,153億円に拡大。
💹 2026/3期にROE8.15%を達成・PBR1倍以下の割安水準:長年の課題だったROEが2026/3期についに8%台を突破。さらにPBR0.97倍と純資産以下の水準での取引が続いており、東証のPBR改善圧力の文脈でも注目されています。
🏦 リース会社の自己資本比率はなぜ低い?——業種特性を理解しよう

三菱HCキャピタルの自己資本比率は15.2%(2026/3期)と、 通常の製造業や商社(40〜60%が目安)と比べて大幅に低く見えます。 しかしこれはリース業の構造上の特性であり、懸念すべき状況ではありません。

リース会社は顧客に貸し出す設備(航空機・機械・不動産など)を大量に保有するため、 資産総額が膨大になります。その購入資金は主に社債・借入金で調達するため、 自己資本比率が必然的に低くなります。 オリックス(約22%)や芙蓉総合リース(約10%)など、 国内主要リース会社は軒並み10〜25%の水準です。 リース会社を評価する際はROE・配当性向・増配継続性で判断するのが適切です。

基本情報

三菱HCキャピタル株式会社
8593
その他金融業(総合リース・設備リース・航空機・不動産)
東証プライム
3月(3月31日)
年2回(中間・期末)
三菱UFJフィナンシャル・グループ、日立製作所
2026年5月21日時点(出典:IRBANK)

現在の株価・配当情報

予想配当利回り(2027/3期予想51円ベース)
3.89%
株価(2026年6月21日時点)
1,312円
2026/3期実績配当
46円(利回り3.51%)
2027/3期予想配当
51円(利回り3.87%)
計算式:51円(2027/3期予想配当)÷ 1,312円(株価)× 100 ≈ 3.89%
📌 株価は常に変動します。最新株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。

スクリーニング指標

数値はIRBANKの2026年5月21日時点のデータです。

指標三菱HCキャピタルの数値目安・判定
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
3.87%(2027/3期予想51円ベース) ✅ 3%以上
連続増配年数
(増配の継続実績)
連続増配30期超(2026/3期まで) ✅ 日本株トップクラスの実績
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
40.7%(2026/3期) ✅ 75%以下(継続増配の余地あり)
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
8.15%(2026/3期) ✅ 8%以上(2026/3期で初めて達成)
PBR
(株価純資産倍率)
0.97倍(2026/3期末) ✅ 1.5倍以下(BPS1,385円に対し割安)
自己資本比率
(財務の安定度)
15.2%(2026/3期) ⚠️ 40%未満——ただしリース業の業種特性(オリックス約22%・芙蓉総合約10%)
時価総額
(会社全体の値段)
約1.9兆円 ✅ 300億円以上(大型株・流動性抜群)
減配なし(直近10年) なし(2017〜2026/3期すべて増配) ✅ 10年間一度も減配なし

8項目中7項目クリア。自己資本比率のみ一般基準を下回りますが、 これはリース業の業種特性であり、同業他社と比較しても妥当な水準です。 連続増配・利回り・ROE・PBRすべての主要指標で優れた評価が得られる銘柄です。

10年グラフ

2017〜2023年は600〜750円台と比較的低迷していた株価が、 2024年以降に急騰。2024/3期末に1,096円、2025/3期末に1,102円、 2026/3期末には1,319円まで上昇しました。 2024年以降の上昇は、ROE改善への期待・PBR1倍割れ解消への動き・ 堅調な業績拡大が評価された結果です。 2022/3期に株価が低迷したのは合併直後の統合コスト負担が意識されたためと見られます。
増配 減配 維持
2017/3期の13円から2026/3期の46円まで10期連続増配(グラフ内すべて緑)。 増配額は年によってばらつきがあり、2019/3期は+5.5円、2022/3期は+2.5円と 業績に合わせた着実な引き上げ。2021/3期はコロナ禍でも+0.5円と増配を死守しました。 配当性向は2019年から40%台前後に引き上げられ、より積極的な還元スタンスに転換しています。
2017/3期の2.34%から年々上昇し、2022/3期には4.91%と高配当株らしい 水準に達しました。株価が低迷していた時期(2019〜2023年)は4%台を維持。 2024年以降の株価上昇で利回りは低下し、2026/3期末で3.28%。 2027/3期予想51円ベースでは3.87%と、3%台後半の水準を維持しています。

配当金推移(2017〜2026年度)

※2017〜2019年のEPSは配当性向から逆算した推算値。2020年以降はIRBANK実績値。

年度1株あたり年間配当金EPS(参考)配当性向前年比
2017/3期13円約59.6円21.8%基準年
2018/3期18円約71.4円25.2%増配 +5円
2019/3期23.5円約77.3円30.4%増配 +5.5円(配当性向引き上げ)
2020/3期25円79.4円31.5%増配 +1.5円
2021/3期25.5円62.1円41.1%増配 +0.5円(コロナ禍も増配死守)
2022/3期28円69.2円40.4%増配 +2.5円(合併初年度)
2023/3期33円81.0円40.8%増配 +5円
2024/3期37円86.3円42.9%増配 +4円
2025/3期40円94.2円42.5%増配 +3円
2026/3期(実績)46円113.0円40.7%増配 +6円(ROE初の8%超達成)
2027/3期(予想)51円約121円(推算)約42%増配予想 +5円
📝 総評:2017〜2026年の10年で配当は13円→46円(約3.5倍)に成長。 一度も減配なし。コロナ禍(2021/3期)も増配を継続したのは特筆すべき実績です。 配当性向は40〜43%で安定しており、EPS成長と連動した着実な増配が続いています。 2027/3期の予想51円が実現すれば、連続増配記録はさらに更新されます。

財務の安定性と業績推移

2021年の合併以降、売上・利益ともに成長が加速しています。

年度売上高(営業収益)営業利益純利益EPS自己資本比率ROE
2020/3期9,238億円919億円708億円79.4円12.4%9.10%
2021/3期9,477億円623億円553億円62.1円13.4%6.88%
2022/3期
★合併効果
1兆7,655億円1,141億円994億円69.2円12.7%7.59%
2023/3期1兆8,962億円1,387億円1,162億円81.0円14.3%7.60%
2024/3期1兆9,505億円1,462億円1,238億円86.3円15.1%7.35%
2025/3期2兆908億円1,871億円1,352億円94.2円15.2%7.55%
2026/3期
★ROE8%超
2兆2,153億円2,404億円1,622億円113.0円15.2%8.15%
2027/3期(予想)約121円約8〜9%

2022/3期は三菱UFJリース+日立キャピタルの合併により売上が 約9,477億円→1兆7,655億円と約86%増加しました。 合併直後の2022/3期は統合コスト等で純利益が伸び悩みましたが、 2023年以降は統合シナジーが発揮され、売上・利益ともに成長が加速。 2026/3期の営業利益2,404億円・純利益1,622億円は合併後最高益を更新しました。

特筆すべきは2026/3期のROE8.15%。これは合併後初めて8%の壁を超えた水準で、 東証が掲げるPBR・ROE改善要請に応える形で資本効率が改善されてきています。 自己資本比率は15.2%(リース業の特性上、一般基準を下回るが同業比較では中位)。 BPSは毎期拡大しており(2022年912円→2026年1,385円)、 純資産の着実な積み上がりが配当余力の基盤となっています。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

コアラ先生の正直評価:
三菱HCキャピタルは、コアラ先生が考える「理想の高配当株」に非常に近い銘柄です。 連続増配30期超・配当性向40%台・ROE8%超・PBR1倍以下——これだけの条件が揃うのは 日本株でも稀です。「高配当×増配継続」の組み合わせは、長期保有すると コスト利回りが雪だるま式に上昇していく最強の形です。 2017年に636円で購入していれば、2026/3期配当46円はコスト利回り7.2%になります。

🌱

どんな方に向いているか:
①高配当と増配の両方を重視する方、②長期保有前提でNISAの成長投資枠に組み込みたい方、 ③大型株でリスクを抑えながら安定配当を得たい方——に特に適しています。 一方で、リース業の特性(金利上昇リスク・資産品質リスク)を理解した上で 投資することが大切です。

⚠️

注意すべきリスク:
金利上昇リスク:リース会社は資金調達コストが上昇すると収益が圧迫されます。 日銀の金利正常化が進む局面では注意が必要です。 ②航空機・船舶リスク:コロナ禍(2021/3期)で純利益が553億円に落ち込んだように、 航空機リース事業は需要変動の影響を受けやすい側面があります。 ③為替リスク:グローバル展開による外貨収益は円高局面で目減りします。 これらを踏まえても、30期超の連続増配実績はこれらのリスクを乗り越えてきた証拠です。

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配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/8593/dividend
財務データ:https://irbank.net/8593/results
株式指標:https://irbank.net/8593/per

株価データ
株価グラフはIRBANKの期末株価データを使用しています。 最新の株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/8593.T

株式分割について
2013年4月1日に1株→10株の株式分割を実施しました。 本記事のデータはすべて分割後の株数ベースで統一されています。

配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 株価 × 100 = 配当利回り(%)
予想利回り(3.87%)は2027/3期予想配当51円をIRBANKの参考株価で計算しています。

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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年5月21日時点のものです(出典:IRBANK)。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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