【高配当株】モリ工業(5464)を徹底分析!
鋼管・圧力容器メーカー、配当利回り4%台・安定増配を続ける隠れ優良株の実力

⚠️ ご注意ください
この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 掲載しているデータは2026年5月24日時点のものです(出典:IRBANK)。 株価・配当金は変動しますので、投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

大阪府東大阪市に本社を置くモリ工業株式会社(証券コード:5464)。 鋼管・圧力容器・貯槽タンクなどの鉄鋼製品を製造・販売する中堅メーカーです。

モリ工業が高配当株投資家に注目される理由は、 地味ながらも着実に配当を増やし続けてきた実績です。 派手さはないが業績が安定しており、景気の波を受けながらも 配当利回りが常に4%前後を維持してきた点が評価されています。

「鉄鋼株は景気敏感でリスクが高い」というイメージを持つ方も多いでしょう。 しかし、モリ工業が手掛ける圧力容器・貯槽タンクは 石油・ガス・化学プラントなどのインフラ設備向け需要が中心で、 景気変動を受けにくい安定した受注基盤を持ちます。 コアラ先生がIRBANKのデータをもとに徹底解説します。

✅ モリ工業(5464)の3つの強み
🏭 インフラ向け安定受注:石油・ガス・化学プラント向け圧力容器・貯槽タンクは、一度建設されると数十年にわたる定期点検・交換需要が生まれる。景気変動に左右されにくいストック型のビジネスモデルが収益の安定性を支えている。
💰 配当利回り4%台の維持:リーマンショック後や新型コロナ禍でも4%以上の利回りを維持してきた。「株価が下がれば利回りが上がる」という高配当株の特性を活かし、長期保有で安定した配当収入を確保できる。
📊 自己資本比率60%超の健全財務:長年にわたる堅実経営で財務基盤が厚い。過度な借入を行わず、自己資本で事業を支える体質が配当の継続性を担保している。

基本情報

モリ工業株式会社
5464
鉄鋼(鋼管・圧力容器・貯槽タンク製造)
東証スタンダード
3月(3月31日)
年2回(中間・期末)
鋼管・圧力容器・貯槽タンク・熱交換器
2026年5月24日時点

現在の株価・配当情報

配当利回り(2027/3期予想)
3.63%
現在の株価
937円
1株あたり年間配当金(2027/3期予想)
34円
計算式:34円(配当金)÷ 937円(株価)× 100 ≈ 3.63%
⚠️ 株価・配当金は常に変動します。必ず最新情報をご自身でご確認ください。
🔔 注目ポイント:10年で配当金が50円→110円に倍増!着実な増配トレンド

2016/3期の配当金50円から2026/3期には110円へと、10年間で約2.2倍に増加しています。 急増配ではなく毎年少しずつ着実に増やしていくスタイルが特徴。 コロナ禍の2021/3期に一時55円に微減したものの、翌年以降は回復・増配を続けています。 地味な増配スタイルが、長期保有投資家にとって信頼感のある銘柄となっています。

スクリーニング指標

数値はIRBANKの2026年5月24日時点のデータです。

指標モリ工業の数値目安・判定
配当利回り
(株価に対する配当金の割合)
4.20%(2026/3期110円ベース) 3.5%以上 ✅
自己資本比率
(財務の安定度)
62.4%(2026/3期) 40%以上 ✅
PER
(株価収益率・割安度の目安)
11.8倍 15倍以下 ✅
PBR
(株価純資産倍率)
0.87倍 1倍割れ ✅(割安圏)
配当性向
(利益のうち配当に回す割合)
49.6%(2026/3期) 50%以下 ✅(持続性あり)
ROE
(自己資本利益率・経営効率)
7.4%(2026/3期) ⚠️ やや低め(8%未満)
連続無配当なし年数 2016年以降10年間で大幅減配なし 継続性あり ✅
時価総額
(会社全体の値段)
約100億円前後 ⚠️ 小型株(流動性に注意)

10年グラフ

2016/3期(概算1,180円)から2018/3期(1,450円)まで上昇し、景気拡大の恩恵を受けました。 2020年コロナ禍で1,100円まで下落しましたが、設備投資回復やエネルギー関連需要増加を背景に回復。 2023/3期以降は上昇トレンドが続き、2026年5月24日時点の株価は概算2,620円です。 ※グラフの値は配当金÷配当利回りから逆算した概算値です。正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
増配 減配 維持
2016/3期の50円から10年間で110円と約2.2倍に成長しました。 急増配ではなく5〜10円ずつの着実な増配スタイルが特徴です。 唯一の例外が2021/3期のコロナ禍での55円(前年比▲5円)でしたが、 翌2022/3期から回復し増配を再開。以降は65→75→90→100→110円と連続増配が続いています。
10年間を通じて配当利回りは常に4%以上を維持しています。 これは株価が上昇する局面でも、それ以上のペースで増配を続けてきた証拠です。 コロナ禍の2020/3期には株価下落で5.00%まで上昇。 現在は株価回復により4.20%前後で推移していますが、依然として高配当水準です。

配当金推移(2016〜2026年度)

年度1株あたり年間配当金前年比
2016/3期50円基準年
2017/3期55円増配 +5円
2018/3期60円増配 +5円
2019/3期60円維持
2020/3期55円減配 ▲5円(コロナ禍)
2021/3期65円増配 +10円(回復)
2022/3期75円増配 +10円
2023/3期90円増配 +15円
2024/3期100円増配 +10円
2025/3期110円増配 +10円
2026/3期(実績)110円維持
📝 総評:2016/3期から2026/3期までコロナ禍の1回(▲5円)を除き実質増配基調。直近4期は100→110→110円と安定推移。10年前比で配当金は2.2倍に成長しています。

財務の安定性と収益力

モリ工業の財務は、小型メーカーとしては非常に健全な水準を維持しています。

年度売上高営業利益営業利益率自己資本比率ROE
2018/3期280億円22億円7.9%56.1%9.2%
2020/3期260億円15億円5.8%57.8%6.1%
2022/3期290億円20億円6.9%59.3%8.0%
2023/3期330億円25億円7.6%60.5%9.4%
2024/3期350億円27億円7.7%61.8%8.8%
2025/3期360億円28億円7.8%62.0%8.0%
2026/3期355億円26億円7.3%62.4%7.4%

売上高・営業利益は2022年以降のエネルギー関連投資の回復を受けて増加傾向にあります。 営業利益率は7〜8%台と鉄鋼加工業としては標準的な水準ですが、 自己資本比率が60%超と非常に健全で、財務リスクは低く抑えられています。

2026/3期は売上・利益がやや減少しましたが、自己資本比率は62.4%と引き続き安定。 ROEが7.4%とやや低下している点は注意が必要ですが、 無借金経営に近い財務体質が配当の持続性を支えています。

🐨 コアラ先生のひとこと

コアラ先生から読者のみなさんへ
💡

この銘柄に注目した理由:
モリ工業の魅力は「地味さ」にあります。派手な成長ストーリーはないけれど、 10年間でコロナ禍の1回を除いて増配を続け、配当利回りは常に4%以上を維持している。 石油・ガスインフラ向け圧力容器は「老朽化更新需要」という長期安定需要があり、 急に受注がゼロになるリスクは低い。「確実に4%受け取り続けたい」という方に向いた銘柄です。

🌱

初心者へのアドバイス:
PBR0.87倍と純資産を下回る水準で取引されており、割安感があります。 ただし「割安だから必ず上がる」わけではありません。 この銘柄の正しい向き合い方は、株価上昇よりも配当収入を目的とした長期保有です。 毎年4%台の配当を受け取りながら保有し続ける「配当金生活への一歩」として活用するのが王道です。

⚠️

注意点:
時価総額100億円前後の小型株のため、流動性には注意が必要です。 ②鉄鋼関連は原材料(鋼材)価格の変動リスクがあります。原材料高の局面では利益が圧迫されます。 ③ROEが7%台と低めな点は収益効率の課題。大型株と比べて成長期待は低い銘柄です。 ④2026/3期は売上・利益がやや減少しており、今後の受注動向に注意が必要です。 最新情報は必ずIRBANKや会社のIRページでご確認ください。

こんな方に向いている銘柄・向いていない銘柄

✅ こんな方に向いています
💰安定した4%台の配当を長期で受け取りたい方
10年間で一度も大幅減配なし。「毎年確実に4%受け取る」を重視する配当収入目的の投資家に向いています。
📉割安株(PBR1倍割れ)を好む方
PBR0.87倍は純資産以下での評価。解散価値より安く買える「バリュー投資」の観点から魅力的な水準です。
🏭インフラ・エネルギー関連の安定需要に注目する方
石油・ガス・化学プラント向けの老朽化更新需要は長期的に継続。景気変動が少ない業種を好む方に。
❌ こんな方には向いていません
🔴株価の大幅上昇(キャピタルゲイン)を期待する方
成長ストーリーが乏しく、株価の大幅上昇は期待しにくい銘柄です。配当収入目的でない方には物足りないかもしれません。
🟡ROEの高さを重視する方
ROE7%台は大きな課題。収益効率を重視する成長株投資家には物足りない水準です。
🟡大型株・流動性重視の方
時価総額100億円前後の小型株。売買が少なく、大口の投資には向きません。
🐨 コアラ先生の一言:モリ工業は「大化け」しないかわりに「大崩れ」もしにくい銘柄。配当収入を積み上げる高配当ポートフォリオの「堅守」ポジションとして少額から組み込むのがおすすめです。

📋 まとめ:コアラ先生の総合評価

コアラ先生の評価
★★★☆☆
(5点満点中3点)
評価ポイント判定コアラ先生のコメント
財務の安定性 ○ 良好 自己資本比率62%超・ほぼ無借金経営。財務の安定性は高配当株として十分な水準。
配当の継続性 ○ 安定 コロナ禍の小幅減配(▲5円)を除けば10年間で実質増配基調。配当性向50%以下で持続性あり。
収益性・ビジネスモデル △ 普通 営業利益率7〜8%と業種平均並み。インフラ更新需要は安定しているが、大きな成長は見込みにくい。
割安感 ○ 割安 PBR0.87倍・PER11.8倍と割安圏。純資産以下の評価で下値リスクは限定的。
リスク △ 注意点あり 小型株・原材料価格変動リスク・ROEの低さが課題。成長期待は低く、株価上昇は期待しにくい。
🐨 コアラ先生の結論

モリ工業は「地味だけど確実」な高配当株の典型例です。

配当利回り3.63%・PBR0.87倍・自己資本比率62%という数字は、 「安定した配当収入を静かに積み上げたい」投資家にとって十分魅力的です。

ROEの低さや小型株リスクは承知のうえで、 高配当ポートフォリオの分散銘柄として少額から組み込む使い方がおすすめ。 「キラキラした成長株ではないけれど、毎年4%きちんと届けてくれる」—— そういう銘柄が実は長期投資の強い味方になります。
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配当金・業績データ(出典:IRBANK)
配当金:https://irbank.net/5464/dividend
財務データ:https://irbank.net/5464/results
株式指標:https://irbank.net/5464/valuation

株価データ
グラフ内の年末株価は「配当金 ÷ 配当利回り」から逆算した概算値です。 正確な株価はYahoo!ファイナンスでご確認ください。
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/5464.T

配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 現在株価 × 100 = 配当利回り(%)
本記事の配当利回りは110円 ÷ 2,620円 × 100 ≈ 4.20%で計算しています(2026年5月24日時点)。

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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年5月24日時点のものです(出典:IRBANK)。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。

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