最初に正直に言います。沖縄セルラー電話の配当利回りは1.87%で、 当ブログの基準(3.5%以上)を大きく下回ります。 それでもこの銘柄を取り上げる理由は一つ。 分割調整後の配当が10年間で約2.6倍に増え、一度も減配していないからです。 「今の利回り」ではなく「育つ利回り」で見る連続増配株の代表例として分析します。
基本情報
現在の株価・配当情報
スクリーニング指標
高配当株選びの参考指標です。数値はすべて参考程度にご確認ください。
| 指標 | この銘柄の数値 | 目安 |
|---|---|---|
| 配当利回り (株価に対する配当金の割合) |
1.87% | 3.5%以上 |
| 自己資本比率 (財務の安定度) |
82.2% | 40%以上 |
| 有利子負債倍率 (借金の多さ) |
ほぼ0倍(実質無借金) | 1倍以下 |
| PER (株価収益率・割安度の目安) |
25.97倍 | 15倍以下 |
| PBR (株価純資産倍率) |
3.48倍 | 1.5倍以下 |
| 配当性向 (利益のうち配当に回す割合) |
47.2% | 20〜60% |
| ROE (自己資本利益率・経営効率) |
13.36% | 8%以上 |
| 営業キャッシュフロー (実際の現金の流れ) |
プラス(163億円) | 必ずプラス |
| 連続増配年数 | 直近10年以上(当記事のデータで確認。「20期超の連続増配銘柄」として紹介されることが多い) | 10年以上で優良 |
| 時価総額 (会社全体の値段) |
約3,448億円 | 500億円以上 |
10年グラフ
※沖縄セルラーは2022年10月と2025年10月にそれぞれ1株→2株の株式分割を実施しています。 以下のグラフ・表の株価と配当金はすべて分割調整後(現在の株数ベース)に統一しています。
過去10年超の配当金推移
※各年3月期・株式分割調整後(現在の株数ベース)
| 年度 | 1株あたり配当金 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2016年3月期 | 24円 | 基準年 |
| 2017年3月期 | 26.25円 | 増配 |
| 2018年3月期 | 29.25円 | 増配 |
| 2019年3月期 | 32.5円 | 増配 |
| 2020年3月期 | 36.25円 | 増配 |
| 2021年3月期 | 40.5円 | 増配 |
| 2022年3月期 | 42円 | 増配 |
| 2023年3月期 | 44円 | 増配 |
| 2024年3月期 | 55円 | 増配 |
| 2025年3月期 | 62円 | 増配 |
| 2026年3月期 | 67円 | 増配 |
| 2027年3月期(予想) | 70円 | 増配 |
🐨 コアラ先生のひとこと
この銘柄を選んだ理由:
「高配当株=今の利回りが高い株」だけではない、と伝えたかったからです。沖縄セルラーは沖縄県で約5割のシェアを持つauブランドの通信会社(KDDIの子会社)。契約者からの月額収入という安定収益で、10年以上増配を続けています。利回り4%の株と、毎年10%増配する利回り1.9%の株。後者は約8年で「買値に対する利回り」が4%に追いつく計算です。
初心者へのアドバイス:
この銘柄をポートフォリオの主役にする必要はありません。利回り3.5%以上の高配当株を土台にしつつ、「配当を育てる枠」として連続増配株を1〜2割混ぜる考え方が現実的です。同じ連続増配なら三菱HCキャピタル(8593)、通信の高配当なら親会社のKDDI(9433)の記事も合わせて読んでください。
注意点:
PER25.97倍・PBR3.48倍は、当ブログの目安から見ると明確に割高圏です。人気銘柄ゆえに「良い会社を高く買ってしまう」リスクがあります。また沖縄県の人口増加は既に頭打ちで、契約数の伸びに頼った成長は期待しにくくなっています。買うなら株価が調整した場面を待つ、分割して買うといった工夫が必要です(買い時の判断基準の記事で詳しく解説しています)。
配当金・業績データ
IRBANK:https://irbank.net/9436/dividend
財務データ:https://irbank.net/9436/results
株価データ
Yahoo!ファイナンス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/9436.T(月次時系列の調整後終値を使用)
配当利回りの計算方法
年間配当金 ÷ 年末株価 × 100 = 配当利回り(%)
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【免責事項】本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。 掲載データは2026年7月17日時点のものです。 株価・配当金・各種指標は常に変動します。投資にはリスクが伴います。 投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。 当ブログは投資助言業者ではありません。
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